*概要: *社会科学分野において広く、実証研究の再現性が重要な課題として認識され、「再現性の危機」が叫ばれています。経済学では、アメリカ経済学会がデータやコードの公開と検証の中核的役割を担ってきました。その 初代 データエディターとして、2018年からAmerican Economic Review/ American Economic Journalsに受理された実証論文のデータとコードの再現性を確認するための制度を整えてきたLars Vilhuber教授 <https://www.vilhuber.com/lars/>(コーネル大学)を招待します。
講演「論文再現性の実践と課題」では、再現性の概念や経済学ジャーナルにおける再現性問題の歴史や制度をふまえ、現在取り組まれている課題を議論します。「論文再現性トレーニング」では、多くのジャーナルで標準的に求められるレプリケーションパッケージのつくり方を実践的に学びます。ファイルの構造やREADMEファイルについての講義の後、実際にレプリケーションパッケージの作成に取り組みます。
*日程:*
- 9月12日(火) 10:25-12:10 講演「論文再現性の実践と課題」 @ 東京大学 小島ホール 1階 セミナールーム
- 9月16日(土) 9:30-11:30 日本経済学会企画セッション 講演「論文再現性の実践と課題」 @ 関西大学 第3学舎・4号館 D401 (第2会場)
- 9月16日(土) 11:30-13:30 (自由参加)ランチ座談会 @ 関西大学? 第2学舎2号館C207教室
- 9月19日(火) 9:00-16:00 論文再現性トレーニング @ 大阪大学豊中キャンパス OSIPP棟6階 会議室
- 9月20日(水) 9:00-16:00 論文再現性トレーニング @ 東京大学 小島ホール2階 小島コンファレンスルーム
*論文再現性トレーニングについて:*
* 研究者、ポスドクおよび大学院生を対象としています
* STATAもしくはRの知識を前提としています
* ワークショップとして開催するため、参加者を 大阪・ 東京 それぞれ
15名までとします。応募多数の場合は、抽選とします
* 英語を用います
* 参加希望者は、*_8月21日(月)24:00まで_*に以下のフォームから登録をしてください
https://forms.gle/rNgRRkpULVUKmz3d7
現在予定している内容は以下の通りです。
- 9:00-10:00 … Overview of reproducibility and replicability in economics, including replication packages
- 10:00-11:00 … Principles and structure of replication packages (including README files)
- 11:00-12:00 … Foundations of reproducible programming practices (in any programming language)
- 13:00-14:00 … Continuation and open discussion about specific examples (if you have one, bring your own project! — )
- 14:00-15:50 … Let’s make a replication package (hands-on using a simple example, from directory structure to deposit at a trusted repository
*問い合わせ先:* replication.workshops.jp@gmail.com
*共催:*
東京大学大学院 経済学研究科附属 政策評価研究教育センター (CREPE)
東京大学大学院 経済学研究科附属? 日本経済国際共同研究センター (CIRJE)
大阪大学大学院国際公共政策研究科附属 EBPM研究センター(CEPO)
*協賛:* 科研費 国際共同研究加速基金(国際先導研究