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【海外調査報告】山本葉月さん(OSIPP博士前期課程)

【海外調査報告】山本葉月さん(OSIPP博士前期課程) 私は、2024年1月にOSIPP 海外インターンシップ・海外調査奨学金を利用して、シエラレオネでの10日間の定性研究の研修に参加しました。このプログラムは、私の留学先だったオランダのグローニンゲン大学とシエラレオネのマケニ大学との共同プログラムで、それぞれの大学から教員と学生が参加していました。 プログラムの内容このプログラムは、フィールドリサーチの実践と倫理(Field Research Practice and Ethics)という科目名で、定性的研究やエスノグラフィーなどを中心とした研究方法を学び、学んだことを生かして実際に現地政府やNGO、コミュニティを訪問する小規模な演習プロジェクトを行うというものでした。プログラムは、座学とフィールドワークにわかれていました。最後の演習プロジェクトでは、グループで学生自身の興味に基づいたリサーチクエスチョンを立て、フィールドワークを行いました。私のグループでは、大学に進学するうえで障壁となっているものは何かを調査し、3つの大学を訪れ様々な学生にインタビューをしました。他にも、地元のコミュニティを訪れ村長や若者のリーダー(村ではYoung Leaderと呼ばれていました)に話を聞いたり、地域の自治体で開発協力の担当者にインタビューをしたりしました。 プログラムから学んだことコースを通して、特に2つのことが印象に残りました。1つ目は、ポジショナリティ(立場性)の重要性です。他者が自分自身をどう見ているかと、私自身が自分をどう認識しているかは大きく異なり、それが研究に影響をもたらすことを学びました。例えば、シエラレオネでは中国による開発支援が活発に行われており、私が訪れた地域には中国人以外のアジア人はほとんど見られなかったため、出会った人の多くは私を中国人だと思っていました。一方で、街を歩いていると、Krio語(現地で広く話されている言語)で「白人」を意味する「Opoto」と呼ばれることも多く、自分で白人だと思ったことはなかったので驚くこともありました。白人や中国人、また研究者であるという立場は、訪れた地域では、富や権力を持っているというイメージと結びつきやすく、研究者に都合の良い話をすることで報酬をもらおうとしたり、情報が漏れることを恐れ実際とは異なる話をしたりする可能性があります。事前にフラットな関係構築や情報が保護されるという丁寧な説明が重要であるということを改めて学びました。 特にフィールドワークでは、ポジショナリティが想像以上に大きな影響を持つことを実感しました。大学生へのインタビューでは、私が質問しているのに、インタビュイーがシエラレオネ出身のグループメンバーの方に視線を向け、彼に答えを返していました。理由は分かりませんが、彼の方が話しやすい、あるいは権威を持っていると感じたのかもしれません。もし外国人である私がいなければ、例えば、より本心に近い回答をした可能性もあります。このようにポジショナリティの重要性について身をもって体験することができました。2つ目は、人々からどのようにデータが生まれているかということです。私は、これまで統計データを研究でよく使ってきましたが、それらの数値の背景に何があるのかを考えるきっかけになりました。例えば、インタビューで「キャリアの目標はありますか」という質問に対しインタビューをした12人全員が「はい」と答えましたが、その後1人が「キャリアって何ですか?」と聞いてきました。このやり取りは、統計データには表れない重要な情報でした。また、インタビュー中の状況を詳細に記録することの重要性も学びました。誰が呼びかけたか、座る位置、声の大きさ、言語の切り替え(英語からKrioへの切り替えなど)、表情、順番など、すべてがデータになると学びました。 最後にこのプログラムに参加しようと思ったきっかけは、私の主な研究の関心が内戦や平和構築で、シエラレオネは2002年に紛争が終結した国であり、近年で紛争を体験した国を実際に訪れてみたいと考えたことでした。やはり貧困を目の当たりにすることや、自分自身の当たり前の生活と比較して不便さを感じることもありましたが、意外とどこも活気に溢れていたり、のんびりマンゴーを食べながら大学の掃除をしてくれるおじさんと豊かな時間を過ごしたりもしました。頭の中でイメージするだけでなく、実際に訪れてみることの重要性や自分自身の価値観でものごとを判断することの危うさを身にしみて感じることができ、貴重な体験となりました。またプログラムを通して、何気なく読んでいた論文の背景に、誰がいるのか、どのように研究が行われたのかをより想像できるようになり、自分自身の研究の観点が広がったり、修士論文のヒントを得たりすることができました。
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【ポスター報告】吉良光冬さん(OSIPP博士後期課程)

OSIPP在学生紹介 OSIPP博士後期課程2年次の吉良光冬さんが、2025年9月13日に弘前大学で開催された 日本経済学会 2025年度秋季大会 においてポスター報告を行いました。(写真:ポスター報告時の吉良さん) <報告論文>Title: “The effect of quota for persons with disabilities”Author: Mifuyu KiraAbstract: Promoting employment opportunities for persons with disabilities is an essential policy for social inclusion. Exploiting discontinuous increases in quotas based on firm size, this paper examines the effect of the disability employment quota-based regulation system. The results show that quotas increase the number of workers with disabilities. Each additional worker in the quota requirement increases 0.7 additional persons with disabilities employed. Furthermore, even in areas with low job opening rates, quotas promote disability employment. These findings contribute to discussions about policy directions for advancing disability employment in the future.
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【ポスター報告】左 晅子さん(OSIPP博士後期課程)

OSIPP博士後期課程3年次の左 晅子さんが、2025年9月13日に弘前大学で開催された日本経済学会 2025年度秋季大会においてポスター報告を行いました。(写真:ポスター報告時の左さん) <報告論文>Title: “Do the good intentions backfire: The effect of access to legal services on divorce and suicide”Author: 左 晅子さん、 Qirui XiaoさんAbstract: This study exams whether better access to legal services is associated with family dissolution and health. Using panel data for 1,741 Japanese municipalities in 2009, 2014, 2016, and 2021, access is proxied by geodesic distance from each municipal centroid to the nearest municipality with a law office. Fixed-effects estimates show that closer access is associated with higher divorce rates. No significant association is found for suicide. Closer access predicts lower all-cause mortality, with reductions in heart-disease deaths for men and cerebrovascular deaths for women, suggesting legal access may ease marital exits yet mitigate health risks.
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【ビジティング体験談】池内 里桜さん(OSIPP博士後期課程)

【ビジティング体験談】池内 里桜さん(OSIPP博士後期課程) わたしは2024年8月から1年間、アメリカのプリンストン大学にビジティング(研究滞在)を行いました。本記事では、渡米までのプロセスや滞在先での経験を紹介します。 きっかけわたしの主な研究関心は、アメリカにおける人種・エスニシティの不平等や集団間関係であるため、大学院生のあいだに何かしらのかたちでアメリカの大学に留学したいと考えていました。しかし、博士前期課程の段階では海外大学院への進学を決められなかったため、先生方と相談のうえ、博士後期課程の早い段階で1年間のビジティングを行うことにしました。学振特別研究員への応募を考えていたころにその「ドリームプラン」を立てたのですが、DC1の内定が決まり経済的な問題をクリアしたことで、博士前期課程修了前から早速準備を始めました。 準備滞在先の選定にあたっては、指導教員の鎌田拓馬先生に複数の候補校や研究者を挙げていただき、連絡を取っていただきました。先生のお知り合いで受け入れが決まらなければ、研究領域の近い研究者に直接アプローチする予定でしたが、幸い最初に打診した大学で受け入れていただけました。 受け入れ許可のやり取りが済んだ後、正式に履歴書・推薦書・成績証明書などを提出して出願手続きを行い、5月ごろに大学からビジティング・スチューデントのポジションをいただきました。ビジティングはPhD進学とは異なり、学力テストや英語試験のスコアは求められませんでしたが、もし必要になった場合に備え、博士前期課程の秋にTOEFLを受験していました。また、受け入れが決まった時期には、追加の経済的支援を得るため、日本学術振興会の「海外挑戦プログラム」(現在は募集終了)に応募しました(応募には英語試験のスコア記入欄がありました)。当時は円安がかなり進んでいたため、為替レートの動向やプログラムの採否を毎日気にしながら、ビザ申請やワクチン接種などの渡米準備を進めたことを覚えています。短期の研究滞在は交換留学や学位取得目的の留学とは異なり、明確なルートがないのでケースバイケースになると思います。まずは指導教員に相談するのがよいと思います。ここで紹介したのも1つの体験談にすぎず、受け入れ先やプログラムによって事情は異なります。なお、現在制度は終了していますが、「学振 海外挑戦プログラム」とインターネットで検索すると、3か月から1年程度の研究滞在を経験した日本人大学院生のブログ等が見つかるので参考になるかもしれません。 滞在中の研究滞在先のOffice of Population Research(OPR)には、社会学・経済学・人口学の分野で実証研究を行う教員が所属しており、学生のバックグラウンドも多様でした。OSIPPに似た学際的な環境で、わたしにとっては心地よかったです。 学期中(9〜12月、2〜5月)は授業やセミナーに参加しながら、自分の研究を進めました。OPRには計量的に厳密な実証分析を行う研究者が多く、「都市不平等と公共政策」など理論と実証の両方に重きを置く授業や、「社会科学のための機械学習」などの手法を学ぶ授業を履修しました。授業のインストラクターやセミナースピーカーは、これまで論文で名前を見ていたアメリカの著名な研究者が多く、非常に刺激的でした。 研究にフィードバックが必要なときは、OPRや経済学研究科の研究者やセミナースピーカー、さらにはOPR卒業生にアポイントを取り、時間をいただくようにしました。ビジティング・スチューデントは正規の学生と違い立場が曖昧になりがちなので、できるだけ情報を集め、コミュニティに積極的に関わるように心がけました。学期以外の期間はキャンパスが日本の大学の長期休暇よりもさらに静かになるため、これまでの研究に集中しつつ、新しいトピックの勉強を進める時間にあてました。 滞在中の生活プリンストンはニューヨークから電車で約1時間半の距離にある、自然豊かな小さな街で、キャンパスには歴史的で美しい建物が並んでいます。滞在中は学内の大学院生寮に住み、友人と食堂でほぼ毎食一緒に食べたり、夜に集まって課題や作業をした後にカードゲームやボードゲームを楽しんだりしたのが良い思い出です。 また、これまでの短期渡米では大都市にしか滞在したことがありませんでしたが、今回は現地の友人の案内で、富裕層が多い郊外地域、移民が多く住む地域、南部の都市など、多様なアメリカ社会の姿を実際に見ることができました。わたしはアメリカの地理的特性を活用したデータ分析をよく行うので、数値の背後にある社会的実態を具体的にイメージする助けになりました。 さらに、ニューヨークでは学部生のときに書いた論文の着想源であったミュージカル「ハミルトン」[1]を初めて生で観ることができ、感無量でした。 おわりに 準備から滞在まで、全て自分で動かなければ何も始まらない状況でした。研究と並行して新しいコミュニティに身を置くのは大変なことも多かったですが、その分、自分自身を知る機会にもなったと思います。この経験で得たアイデアやネットワークを生かし、今後も研究に励んでいきます。 [1]「ハミルトン」はアフリカ系アメリカ人の俳優がアメリカの建国の父の役を演じるミュージカルで、そのようなショーが有名な演劇賞を取り人種の多様性が顕著になったときに、アフリカ系アメリカ人の不利な社会的地位を引き起こす原因についての考えが変わるかを、世論調査のデータを使い分析しました。
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【ダブル・ディグリー・プログラム】 山本葉月さん(OSIPP博士前期課程)

山本葉月さん(OSIPP博士前期課程)-ダブル・ディグリー・プログラム受講生- ダブル・ディグリー・プログラムでグローニンゲン大学(オランダ)に留学していた山本葉月さんの留学体験記を紹介します。(写真:誕生日パーティーの様子。上段右から二人目が山本さん。) はじめに 私は、2024年9月からダブル・ディグリー・プログラムの一環として、オランダのグローニンゲン大学に1年間留学しました。読んでくださっている方が、このプログラムで何を得る事ができるのか興味を持つきっかけになり、意思決定をするための役に立てれば幸いです。 なぜOSIPPで留学をするのか まず、留学をしたいと思った1番の理由は、異文化の中で暮らしてみたかったからです。OSIPPには留学生も多く、また英語開講の授業も多いため、語学の勉強や異文化交流の経験をするために必ずしも留学する必要はないと思います。しかし、遠い外国に一人で暮らすといった経験は、実際にやってみないと想像の域を出ないなと常々思っていました。とはいえ大学院での学びはおろそかにしたくない、といった思いもありました。その点で、留学先のコースはResearch master(参考: https://www.rug.nl/masters/international-relations-research/?lang=en#!requirements)というコースで、研究者の育成に重きを置いており、PhDを目指す学生も多く、少人数でレベルの高い授業を受けられるといったものでした。このプログラムなら、異文化の中で生活をしてみることと、大学院で学びを深めることの両立ができると考え、留学を決めました。結果、多角的な視点で知識を広げながら、異文化の中で暮らす経験や新しい出会いを重ね、人生を豊かにし、人として成長することができたと思います。 オランダの生活 オランダ留学と聞くと、言語の心配をする方も居るかもしれません。結論としては、オランダ語を話せることは必須ではありません。オランダ人は1番ネイティブに近い非ネイティブと言われるくらい、誰もがとても流暢に英語を話すので、結局オランダ語は自己紹介レベルまでしか上達しませんでした。ただ、それでも問題ないくらい様々な国から人々が集まる国でした。例えば私はシェアハウスをしていたのですが(オランダは全国的に住宅不足かつ大学には寮がないため、自分で部屋を探す必要があり、何十件もメールを送ったりビデオコールをしたりたまに詐欺に遭いそうになったりと、住む場所を見つけるという最初のステップがめちゃくちゃ大変でした…)、イギリス人、マレーシア人、ナイジェリア人と一緒に住んでいました。クラスメイトはもちろん、こういった生活の中でも様々なバックグラウンドの人々と出会うことができます。  また、ヨーロッパと言えば、雨ばかりというイメージがありますが、全くもってその通りです。冬は大変寒く、それに加え16時には真っ暗になります。逆に夏は、22時頃まで明るく、曜日など関係無く15時頃から河川敷で乾杯するような陽気さでした。 大学以外の場では、友だちの家でパーティーをしたりピクニックをしたり、行きつけのバーでよく飲んだりしていました。「楽しむこと」が得意な友だちにいつも感動していました。特にイベントへかける熱量は並外れており、クリスマスやオランダ国王の誕生日を祝うKing’s Dayなどは全力で楽しみ、一方ではメリハリをつけて勉強に励むといった生活は、とても楽しく充実していました。 グローニンゲン大学での学び 学術的な観点で言えば、OSIPPとグローニンゲン大学のコースでは、同じInternational Relations(以下、IR)といってもその方法論や重きを置いている価値観が違うため、かなり違った角度で学びを深めることができました。OSIPPでは、私の場合は特にですが、実証研究を重要視しているのに対し、グローニンゲン大学では例えば人類学などの多様なバックグラウンドのもと、哲学的な議論や理論を重視した授業が多い印象でした。例えば、「IRにおける理論とは何か?」「そもそもこの理論はどのような方法論、社会の見方に基づいているか?」などについて、様々な論文をもとに議論しました。クラスメイトも、出身がバラバラなだけでなく、それぞれの興味も「きのこの生態をIRの研究にどう反映できるか」や「IRにおける存在論と仏教の関係性」など様々でした。そういった仲間と出会えたことも、留学の醍醐味になると思います。ちなみに授業はほぼ全てディスカッションがメインのため、論文を読んでいくことが前提でその上で自分の意見を発言しなければならず、とても苦労しました。ときには、月に100本以上論文を読むこともあり、毎日友だちと必死に論文を読んでいたのもよい思い出です。 また先生との距離がとても近いことにも驚きました。例えば、ある授業の先生は毎週授業の終わりに「続きの議論はバーでやりましょう」と言って一緒にお酒を飲みながら議論の続きをしたり、ある先生は期末期間になると毎回クッキーを焼いてきてくれたりと、とてもフラットな関係で、新鮮すぎて最後まで慣れることはできませんでした(笑)。 授業以外にも、シエラレオネのマケニ大学と共同で実施された定性研究の方法論のプログラムにも参加しました。OSIPPの海外インターンシップ助成金を活用し、実際にシエラレオネの村や自治体を訪れ、インタビューをさせてもらうなどとても有意義な経験を得る事ができました。この経験については詳しくは別の記事で書く予定なので、ぜひご覧頂けますと幸いです。 最後に 留学をひとことでまとめると、本当に人に恵まれた1年間だったなと思います。留学前は家探しや書類の提出などに追われ、オランダについたものの初めの1~2ヶ月ほどはなかなか慣れることもできず帰りたいと毎日思っていましたが、最後にはまた戻ってきたいと思うほど素敵な友だちや思い出をつくることができました。大学院で留学することは、授業や研究も大変で、かつ就職活動なども重なり簡単なことではありませんが、その分濃い毎日を過ごすことができると思います。ダブル・ディグリー・プログラムに興味がある方はぜひ検討してみてください!
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【院生紹介】JSPS特別研究員インタビュー(野津成希さん)

【院生紹介】JSPS特別研究員インタビュー(野津成希さん) 2025年4月より日本学術振興会DC2の研究員になった野津成希さんにインタビューしました。 ・大学院進学を志した理由学部時代に指導教員の先生(武蔵大学の広田啓朗先生)が僕にもわかる言葉で研究の面白さを伝えてくれたことがきっかけです。OSIPPの博士前期課程に進学する際には、博士後期課程への進学も視野に入れていました。修士論文を執筆している段階では、将来も研究を続けられるかどうか不安に感じることもありましたが、先生方のサポートと日々の積み重ねによってその不安がなくなり、現在、博士後期課程にて研究を続けられています。 (写真:大学院赤井ゼミメンバーとその他学生たちと。野津さんは後列右から3番目。) ・研究のやりがいを感じる瞬間論文が一通り完成した後,意味もなくpdf化された論文をPC上でスクロールする瞬間です。私の研究論文は様々な図や表を用いながら分析結果について説明します。それらの配置や見せ方など、工夫した末にでき上がった論文を見ると、やり切ったという達成感を得ることができます。 ・特別研究員になるまでの経緯を教えてください。私は博士後期課程の最初の2年間は大阪大学のSPRINGプログラム(JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム)に採択されていました。博士後期課程3年目にあたる2025年の春から日本学術振興会(以下、学振)DC2に採択され、特別研究員になりました。博士後期課程にいる学生は、基本的に申請書を執筆して学振に応募します。私もそうでした。今から考えると、この申請書を書くプロセスが博士後期課程での研究計画を考えるきっかけになっていたように思います。・特別研究員になってみて(SPRINGとの違い)支給される研究費の総額はほぼ変わらないのですが、学振の方が研究費の使い方の用途が広いところがあると思います。SPRINGでは英文論文投稿のサポート等、研究費使用の目的用途がある程度決められていました。一方で学振は決まった予算の中で、自分自身で用途を決めて使えます。また、学振は「研究員」という立場なので、より独立した立場になったと思います。それにより、学内の手続きで指導教員に処理をしていただかなければならない場面が減ってご負担を減らすことができたので、個人的には良かったと思っています。 ・OSIPPでの研究環境自分のペースで望む研究に取り組める環境が整っており、成果を発表する機会も多く用意されています。また、多くの先生方がオフィスアワーを設けてくださっており、積極的に質問や相談ができる体制が整っています。特に、指導教員と副指導教員の先生方(OSIPPの赤井伸郎先生、OSIPPの鎌田拓馬先生)には、技術的な側面のみならず、論文執筆や研究への取り組み方・考え方に至るまで、いつも丁寧にご指導いただいていており、おかげで今の研究活動をここまで進めることができました。 個人Website: https://narukinotsu.github.io/ (OSIPP博士前期課程 奥野愛理)
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野津成希さん(博士後期課程)が日本地方財政学会佐藤賞を受賞

野津成希さん(博士後期課程)が日本地方財政学会佐藤賞を受賞 OSIPP博士後期課程の野津成希さんが、日本地方財政学会「第二十五回(2025)佐藤賞」を受賞しました。「論文の部」受賞者:野津成希 氏受賞論文:Inter-municipal cooperation cloud and tax administrative costs“Regional Science and Urban Economics”2024 詳細は、下記URLからご覧ください。https://www.gakkai.ne.jp/jilf/award/
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2024年度博士論文 タイトル一覧

2024年度にOSIPP博士後期課程を修了した方々が執筆された博士論文の論文名を紹介します。 これらの論文は「2024年度博士論文 タイトル一覧表」で閲覧できます。※公開されている情報は論文によって異なります。詳細は「大阪大学の博士論文について」をご覧ください。 ※大阪大学の博士論文は「大阪大学学術情報庫OUKA」で検索できます。
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【院生紹介】白石優希さん(OSIPP博士前期課程)

【院生紹介】白石優希さん(OSIPP博士前期課程) 今回は、OSIPP博士前期課程に所属する白石優希さん(M2)にインタビューしました。白石さんは、経済学の分野で交通行動の意思決定に関する研究を進める一方で、修士1年の頃から「超域イノベーション博士課程プログラム」にも参加しています。このインタビューでは、白石さんの研究内容に加え、OSIPPからの履修者が比較的少ない超域のプログラムの実態について、詳しくお話を伺いました。 交通をめぐる意思決定に関心を持ったきっかけ――白石さんは、どのような研究に取り組んでいるのですか? もともと、交通渋滞をどうすれば解消できるかに興味があって、そこから「人々の移動手段を自家用車から公共交通にどうシフトさせるか」という問いに関心を持つようになりました。学部時代には、地元のバス会社に協力いただき、移動手段を選ぶときにどんな要素が意思決定に影響を与えているのかを調べました。大学院では、交通行動の意思決定について、経済学や統計学の視点を取り入れて分析を進めています。 超域ってどんなプログラム?――「超域イノベーション博士課程プログラム」(以下、超域)とは、どういったものなのでしょうか? 超域は、社会と知の統合によってイノベーションを起こすことができる人材を育成することを目的とした、修士・博士の5年一貫の教育プログラムです。プログラムでは、大きく分けて「授業」「経済的支援」「教員によるサポート」の3つが提供されます。授業は14単位の必修科目があり、体系的な講義というよりは、最前線で活躍する実務家の方々から直接お話を聞くスタイルが多いです。例えば環境系の授業では、企業で生態系の実地調査を行っている方から現場での体験談を聞くことができ、とても刺激になります。授業はディスカッション中心で、発表する機会も多く、受講生同士が自然と打ち解けられる雰囲気があります。本履修生には、月6〜9万円の給付型奨学金があります。さらに、授業や超域の活動にかかる費用も支援してもらえます。博士後期課程の学生にはSPRINGへの採用枠や授業料免除などがあります。この他にも、履修者1人につき2人の担当教員がつき、半年に1回、約30分の面談が行われます。事前に提出する自己評価シートをもとに、この半年間の振り返りや今後の課題について話すことができ、自分自身の学びを見つめ直す貴重な時間になっています。 応募した理由は?――どうして超域を履修しようと思ったのですか? 「意義のある研究課題を設定し、社会課題に関わる多様なセクターと積極的にコミュニケーションをとることができる人になりたい」という思いがあり、そのビジョンを実現するために超域への参加を決めました。具体的に言うと、1つ目の理由は、研究テーマに対して多角的な視点を持ちたかったからです。私の研究テーマである交通については、経済学だけでなく工学などの分野でも議論されています。学部時代からこのテーマを一貫して追ってきたことで専門性は深まりましたが、視点が偏ってしまうのではという不安もありました。他分野ではこのテーマがどう考えられているのかを知ることで、もっと客観的に見られるようになりたいと思いました。2つ目は、論理的に説明し、自分の意見を正確に伝える力を身につけたかったからです。将来的に政策立案に関わる仕事がしたいと考えており、そのためにはいろいろな立場の人と対話し、自分の考えをきちんと説明する力が必要です。超域は経済学の前提が共有されていない環境なので、わかりやすく伝える力を鍛えるにはぴったりだと思いました。 履修してみて感じたこと――実際に履修してみて、いかがですか? 「履修して本当によかった」、この一言に尽きます。私自身は経済的支援以上に、他研究科の学生との交流に魅力を感じて超域に参加しました。そして、実際にたくさんのかけがえのない友人ができました。14単位の授業を一緒に受ける仲間とは自然と仲良くなり、昼休みに一緒にご飯を食べながら研究の話をすることもよくあります。文化人類学や医療分野の話など、OSIPPでは触れられないような分野の話も聞けて、毎回新しい発見があります。さらに、活動費支援もあるので専門が異なる履修生同士で「一緒に研究してみよう!」という話が出ることもよくあります。まさに、境域を超えて新しいものが生まれていく瞬間に立ち会っていることを実感します。 選抜について知りたい!――選抜のプロセスについて教えてください。 私が出願した年は、6月末に研究計画書・志望理由書・小論文形式の課題を提出しました。書類審査の通過後、Zoomでの口頭試問がありました。試問では、自分の研究計画について20分ほど発表し、その後30分ほど質疑応答が行われました。ちょうど春夏学期のテスト期間と重なっていたので、準備はとても大変でした。特に小論文は、答えが1つに決まらない問いに対して自分の意見を論じる内容で、思考力が問われるものでした。また、指導教員からの履修許可も必要だったため、6月はほぼ出願準備に費やしていました。出願スケジュールや提出書類は年度によって変わる可能性があるので、履修を考えている人は必ず公式ホームページなどで最新情報を確認してください! OSIPPの学生へのメッセージ――超域を履修しようか迷っているOSIPPの学生に、メッセージをお願いします。 特にOSIPPの1年生は授業が多くて忙しいので、修了要件を超えて授業を取らなければならない超域のようなプログラムは、ハードルが高く感じられるかもしれません。でも、私は超域を履修して本当に良かったと心から思っています。経済学という自分の専門から一歩外に出て、他の分野の人と対話することで、自分の研究を相対的に見つめ直すきっかけになりました。自分の強みや立ち位置を再認識できたことは、何よりの成果だと思っています。 超域は本当に面白くて楽しいです。「ちょっと興味ないかも」と思っている人にこそ、一度調べてみてほしいです!想像していた通りの負担で、想像以上の学びが得られます!! ▶超域プログラムのホームページhttps://www.cbi.osaka-u.ac.jp/https://itgp.osaka-u.ac.jp/program/leading_4324/
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【院生紹介】WANG Hsin Niさん(OSIPP博士前期課程)

私は、2025年3月に大阪大学法学部国際公共政策学科を卒業し、4月からOSIPP博士前期課程に在籍しています。今回は、大学院(OSIPP)に進学した理由、院試の準備、そして入学後1か月の大学院生活について述べたいと思います。               ①大学院へ進学した理由私が大学院へ進学しようと思ったきっかけは、高校時代に参加した模擬国連でした。当時は、人権問題から軍備拡張競争まで、さまざまな国際問題について調べ、国家代表として議論を重ねました。会議中は、国際社会全体の利益に貢献する解決案の作成を目指しますが、各国の利益調整が難しく、会議が難航することもよくありました。この経験を通じて、国家間の交渉や利益調整の仕組みに関心を持つようになりました。また、将来的には国際機関で働きたいという思いも芽生え、大学院への進学を視野に入れるようになりました。 大学入学当初は国際関係を中心に学ぶつもりでしたが、法学部で開講された「国際公共政策」という授業で初めて国際法に触れ、その面白さに惹かれました。そして、模擬国連でも取り上げられていた人権保護や平和維持といった国際的課題を支える「法」の仕組みに関心を持つようになりました。その後、授業と並行し、卒業までの3年間に国際法のゼミにも所属していました。ゼミでは英語の論文や国際裁判所の判決を読み、それに関連する問題について先生やゼミ生と議論しました。答えが決まっていない問題がほとんどですが、自分なりの答えに辿り着くまでの過程と、議論してさらに新しい問題を見つけることがとても楽しく、もっと考えたいと思い、大学院への進学を決意しました。さらに、私がOSIPPを志望した理由は、まず指導を希望する教員が在籍していたからです。加えて、入試説明会に参加した際に、学生同士の交流が活発で、緊密なコミュニティーが築かれていることにも魅力を感じました。 ②院試の準備 院試の準備にあたり、私は一度つまずいた経験があります。それは、取り組もうとしていた研究テーマに関する参考資料が少なく、一度書き上げた研究計画書を全て書き直すことになったことです。 初めは、ゼミの議論で出てきた自分の興味があるテーマについて調査を始めました。しかし、文献が少なかったため研究の方向性が明確にならず、計画書を書き進めるうちに、研究テーマが深掘りできないことに気づきました。その後、先輩や同期と相談する中で、テーマを再考しました。結果として、研究計画書をほぼ一から書き直すことになりましたが、この再調整によって、より具体的な研究テーマに絞ることができました。 大学院生は「一人で研究を進めないといけない」とよく見聞きしますが、私はそうでもないと思います。確かに、自分が勉強しないと何も書けないですが、最初はわからないことがたくさんあり、「自分一人でやらなければ」と思い込むとかえって行き詰まってしまうかもしれません。私が無事に出願できたのは、先輩や同期のアドバイスやサポートのおかげです。 ③大学院の生活 本稿を執筆している時点で、大学院に入学してまだ1か月も経っていませんが、ここで修士1年の前期に履修している科目のいくつかを紹介したいと思います。 OSIPPでは履修登録にさいして、指導教員の面談を受け、履修計画についての承認を得る必要があります。私は指導教員である二杉健斗先生との面談を通じ、履修に関する多くのアドバイスをいただき、自分の研究に関連する科目を意識して履修することができました。 私の修士論文は、文献ベースなので、外国語と学術論文の読み方を身につけることが重要です。和仁健太郎先生の「国際法文献購読」の授業では、英語で書かれた国際法の論文を精読し、その論文の構造を分析したり、内容を評価したりします。論文の一部を和訳する課題もあり、日本語が第一言語でない私にとっては、日本語表現のニュアンスを学ぶよい機会にもなっています。 そのほか、国際法の理解を深めるため、私は法学研究科で開講された「民事訴訟法」および「法思想史」の授業も受講しています。いずれも国際法と直接の関連はありませんが、国際司法裁判所の手続きと民事訴訟の類似性や、法思想史が基礎的素養となる点から、研究に役立てたいと考えています。 最後に、大学院への進学を考えている方に、私なりのメッセージをお伝えしたいと思います。大学院に進むべきか、院試にどう備えるべきかなど、悩んだり不安を感じたりすることもあると思います。私も学部4年生の時の夏に同じ迷いを抱えました。そのようなときは、一人で考え込まず、周りの人に相談してみましょう。また、入試説明会への参加もおすすめです。私はOSIPP以外の入試説明会にも参加し、比較することで自分に合う進学先を見つける手掛かりを得たので、進路に迷ったら複数の入試説明会に参加してみてください。
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2024年度 OSIPP 海外インターンシップ・海外調査奨学金 報告会

OSIPPの国際交流委員会では、学生に海外での国際公共セクターの実務経験の獲得を奨励し、現場感覚を持った国際公共政策の研究者や実務家を育成することを目的として、学生の「海外インターンシップ」を助成してきた。2024度からはインターンシップだけでなく実地調査についても助成の対象としている。2024年度は3名の学生が奨学金で海外現地調査を行った。その成果報告会は、オンラインで2025年3月24日に英語で実施された。はじめに、本プログラムの担当教員の一人であるHawkins教授から挨拶があった。その後、報告者からの発表が行われた。 ・山本葉月さん: シエラレオネ (海外調査プログラム参加) 博士前期課程1年の山本さんは、現在はOSIPPのダブルディグリープログラムに参加し、オランダのグローニンゲン大学に留学中である。今回、海外調査でシエラレオネに赴き、現地の大学での10日間のプログラムに参加したことについて、「このプログラムでは実地調査の実践とその倫理を学んだ。調査を行う際に、自分のポジショナリティ(立場性)について認識することが大事だと学んだ」と述べた。 ・JARAMILLO ABAD Gleymang Yubertさん : ペルー (実地調査) 博士後期課程1年のJARAMILLOさんは、今回の実地調査で、政府機関、私的機関と市民団体などの12機関、37人にインタビューを行った。JARAMILLOさんは自身の研究で計量的手法も用いるが、インタビュー調査のような質的手法も用いている。「両方の手法を組み合わせることで、より深くトピックについて観察できる」と話した。 ・Nguyen Phuong Thaoさん: ベトナム (実地調査) 博士後期課程1年のNguyenさんは、メディア関係者、行政や関連分野に携わる専門家も含めて10人にインタビューを行った。インタビューの回答は多様であり、各専門家の職業的背景がその違いに影響を与えていたとのことだった。今後も継続的に専門家との対話を行い、研究をさらに深めていくとのことだった。 報告者の発表後には活発な質疑応答が行われ、本プログラムが助成した調査の内容とその展望について語られた。報告会には多くのOSIPPの教員も参加しており、鋭い質問が投げかけられる場面もあった。 外国を対象とした研究を行う学生が多いOSIPPでは、海外でのインタビュー調査を研究手法の一つとして考える学生もいる。しかし、海外渡航には多額の費用がかかるため、経済的な負担が大きな課題となる。このプログラムは、そうした学生を支援し、OSIPPに所属する学生の調査手法の幅を広げる貴重な機会を提供するものである。今後、海外でのインターンや調査を検討している学生は、ぜひ今年度の申請を考えてみてほしい。(学生の学年は2024年度のもの) (OSIPP博士前期課程 奥野愛理)
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OSIPPの院生会とは?

大学院には院生会という学生組織があり、学部との大きな違いの一つです。OSIPPにも院生会があり、入学と同時に加入することになります。(写真は、2025年1月開催のピザパーティにて。前列右から二人目が大谷さん)院生会は、学生が共同で使用する設備や備品の管理を行うほか、親睦を深めるためのイベントの企画・運営など、大学院生活をより充実させる役割を担っています。組織運営は主に博士前期(修士)課程2年次の学生が中心となって行います。今回は2025年度の院生会で会長を務めている阿部翔弥さん、副会長の大谷理化さんと倉本圭一郎さんにお話を聞きました。 どういう組織運営をされていますか。 2025年度は12名の幹事で運営しています。役職には、会長、副会長、および各種担当係があります。各ゼミから原則として1名ずつ(複数名でも可)代表者を選出して組織を構成しています。 院生会の目的や役割を教えてください。院生会は、研究棟内の設備を学生の自主性のもとで管理することを目的とし、学生からの会費で運営されています。具体的な活動内容としては、交流イベントの開催、院生室の机・棚・ロッカーの管理、共有スペースの清掃、さらには持ち主不明の物品の処分に至るまで、多岐にわたる管理業務を行っています。写真は、今年3月に院生会が実施した大清掃の様子です。 OSIPPの院生にとって院生会があるメリットは何ですか。院生会は、学生自身が主体となって充実した学生生活を築き上げるための組織だと考えています。同世代の多くはすでに社会に出て働き、責任を持って活動しています。私たちはまだ学生という立場ではありますが、自分たちの学びの場である院生室を、職場のように意識し、適切に管理していくことが重要だと考えます。そして、その役割の中心となるのが院生会です。 また、本研究科には約80名の修士課程の学生と、約20名の博士後期(博士)課程の学生が在籍しており、院生会は交流の場を提供する役割も果たしています。イベントなどを開催することで学生同士が交流し、お互いの興味関心について話すことで新たな刺激を受け、研究のアイデアが生まれることもあるかもしれません。 院生会の幹事をされていて大変だったことはありますか。 (阿部)大変なのは、かなり忙しくなることです。例えば、今年の1月にピザパーティーを開催しましたが、学期末ということもあり非常に忙しく、準備が大変でした。しかし、一緒に幹事をしているメンバーも非常に協力的なので、一人の負担はそこまで大きくはありませんでした。また、イベントの準備や大掃除も幹事同士で楽しみながらやっているので、良い息抜きにもなります。大変なこともありますが、それ以上に楽しいのが院生会の活動です。(大谷)院生会でイベントやオリエンテーションの準備を進める際には、12人の幹事と情報を共有しつつ、分担した役割を遂行するところに大変さを感じることもあります。しかし、丁寧に進行することで、最終的には効率よく運営できていると感じています。副会長としては、会長のサポートや、担当が明確でないタスクに対応することが主な役割です。そのため、院生会やOSIPP全体の動きに常にアンテナを張っておくことを意識しています。(倉本)ときには調整が必要な場面もありますが、みんなで声をかけ合いながら、チームワークよく活動しています。院生会の幹事同士の仲も良く、楽しく取り組めています。OSIPP院生のみなさんが、より快適に、安心して学び・交流できる環境づくりを目指しています。これからも、気軽に頼ってもらえる存在でありたいと思っています! 今年度はどんな活動をしていく予定ですか。大清掃は年度末に実施しましたが、今後は、新入生を歓迎する親睦会の開催や毎年行われているOSIPP所属学生全体でのBBQイベントの開催を予定しています。OSIPPは約半数の学生が留学生で、イベントは国際交流の場所にもなっています。 OSIPP院生の皆さんや・入学に興味のある方に伝えたいことはありますか。 (阿部)OSIPP院生の皆さんには、日頃から院生会の活動に理解を示してくれているので非常に感謝しています。また、院生会の幹事でなくても、積極的に手伝ってくれる方がいるのも、OSIPPの素敵なところだなと感じています。これからも皆さんの学生生活が少しでも快適で楽しいものになるよう、院生会としてできる限りサポートしていきたいと思います。大学院進学に興味のある方に伝えたいOSIPPの魅力はたくさんありますが、学生生活という観点に絞ると、専門分野や学年に関係なく院生同士の仲が良いことが一番の魅力だと思います。大学院での生活は往々にして大変なことがありますが、それでも学生生活が楽しいと思えるのは、この「仲の良さ」が故だと思います。「みんなと楽しみながら頑張りたい!」 そう思っている人に最適な環境です。(大谷)OSIPP院生の皆さん、いつもありがとうございます。院生会の活動はもちろん、それ以外の場面でも気軽に応じてくれる環境に感謝しています。OSIPPに興味のある方、この研究科では多彩な個性とバックグラウンドをもつメンバーに囲まれながら、自分自身の興味や関心を深めていくことができます。視野を広く保ち、学際的な視点から研究や学生生活に励みたい人にはぴったりだと思います。(倉本)OSIPP生の皆さんへ:いつも院生会の活動にご協力いただき、ありがとうございます。今年も、皆さんと一緒に楽しいイベントを企画・実施できればと思っています。アイデアやご意見があれば、ぜひ気軽に教えてくださいね。入学を検討されている方へ:OSIPP(大阪大学大学院国際公共政策研究科)には、日本全国はもちろん、世界中から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。国際的で刺激的な環境の中で、日々、学びと研究に励むことができます。勉強だけでなく、人とのつながりや新しい経験を通じて、充実した大学院生活を送ることができますので、ぜひ一度、ご検討いただければ嬉しいです。キャンパスでお会いできるのを楽しみにしています! (OSIPP博士前期課程 奥野愛理)
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2024年度 「優秀学位論文賞」受賞者発表!

当該年度に提出されたすべての課程博士論文及び修士論文を対象に、それぞれ優秀学位論文が発表されました。 優秀学位論文の選考はOSIPP優秀論文選考委員会が行い、教授会が選考委員会からの推薦をうけて下記のとおり決定されました。 優秀学位論文賞受賞者には、OSIPP学位記授与式にて賞状が授与されます。受賞者の皆さん、おめでとうございます!
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片桐梓准教授 法学部国際公共政策学科ゼミ生がポスター発表

2025年1月5−6日にカリフォルニア大学サンディエゴ校東京オフィス(東京都中央区)で開催されたJapanese Society for Quantitative Political Science (計量・数理政治研究会)冬季研究集会で、OSIPPの片桐梓研究室の法学部国際公共政策学科ゼミ生がポスター発表を行いました。 1,Bui Nhung Anh, Takanori Kurose, Yuma Nishihara, Rina Shirai, Nanae Takeda, Ayaka Wada, and Azusa Katagiri. “G20 Summit Diplomacy Data: Exploring the Multifaceted Effects of Leaders’ Attendance at G20 Summits.” <Abstract>Why do state leaders prioritize foreign visits despite their tight schedules and the significant political and economic costs involved, rather than delegating these tasks to other government officials? If summit diplomacy offers distinct benefits, how can its effects be measured with clarity and precision? A growing body of research addresses these questions through the lenses of costly signaling (Smith and Malis 2019; McManus 2023) and public diplomacy (Goldsmith et al. 2021). However, a persistent challenge in this field is the selection bias inherent in bilateral state visits, which complicates reliable estimations of summit diplomacy’s impact. This paper seeks to address this methodological issue by leveraging instances of last-minute cancellations by state leaders at G20 summits. We introduce a novel dataset on leaders’ attendance and relevant outcome variables at G20 summits. Our analysis highlights the multifaceted impacts of summit diplomacy, including the number of bilateral meetings with other top leaders on the summit’s sidelines, media coverage, and leaders’ visibility in official photo sessions. Although the empirical investigation is ongoing, this study aims to provide fresh insights by bridging the gap between the practice of real-world diplomacy and theoretical accounts of summit diplomacy. 2.Yuki Kogane, Akari Uchita, Mizuki Nakano, Michiaki Hioki, Rin Miyake, Yuto Morita, Chihiro Yasuda, Yuki Yamane, and Azusa Katagiri. “Do Time Constraints Escalate Interstate Crisis?” <Abstract>Crisis escalation is a cornerstone of conflict studies. However, empirical research systematically investigating the escalation process remains limited, largely due to a lack of observational data. Classical works on interstate conflict (e.g., Snyder and Diesing, 1977) suggest that time constraints—among other factors—affect policymakers’ decisions during international crises. Despite these theoretical insights, empirical evidence on the role of time pressure remains sparse. This project explores how temporal constraints, such as deadlines imposed by adversaries, shape decision-making processes and influence conflict escalation pathways. To empirically examine these patterns, we leverage the recently developed Interstate Crisis Behavior Events dataset (ICBe). This innovative dataset enables detailed analysis of crisis events, capturing the evolution from diplomatic tensions to military engagements. We identified and analyzed sentences related to time constraints from the ICBe dataset. Using propensity score and interrupted time series analyses, we assessed their impact on escalation dynamics. Our findings reveal that time constraints have no significant association with the escalation of conflicts. This research contributes to a deeper understanding of the mechanisms underlying conflict escalation.
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2024年度口頭報告審査会および博士論文進捗状況報告会

2024年12月4~6日、博士前期課程(修士)・博士後期課程(博士)論文の「2024年度口頭報告審査会および博士論文進捗状況報告会」がオンライン形式で開催された。(写真:井筒穂奈美さんの発表の様子) 口頭報告審査会では、修士号申請者33人と博士号申請者5人が発表し、博士論文進捗状況報告会では、来年度の博士号取得を目指す15人の学生が日々の研究の成果について報告した。 博士前期課程の学生には1人あたり20分、博士後期課程の学生には40分が与えられ、その時間の中で発表と質疑応答に臨んだ。修士号と博士号の申請者は、今回受け取ったコメントを踏まえ、1月の論文の最終提出に向けて論文執筆最終段階に入る。 2024年度の修士号申請者の一人である井筒穂奈美さんは「県の男女共同参画推進施策が女性の議会参入に与えた影響―鳥取県と島根県の事例からー」と題した論文を発表した。男女共同参画推進施策の取組の積極性の程度が県によって異なることに注目し、このような行政の取組が女性の議会参入を促進するかについて差の差分析法によって検証していた。県レベルで取り組まれる男女共同参画は市町村議会への参入は促すが、県議会への参入に対しては、効果は限定的であるという結果を示した。なぜ県議会への効果は限定的であるかに対しては、立候補にかかる費用を一つの仮説として示しつつ、今後の研究の課題であると報告を締めくくり質疑に対応した。 博士後期課程2年次の野津成希さんは “Decentralization and Scale” というタイトルで現在進めている研究の進捗を報告した。地方分権を博士課程の中心テーマとして研究を進めている野津さんは、今回の報告において、日本の戦後のユニークな状況に注目し、警察組織の地方分権化が地方支出や警察の活動等に与える影響を、回帰不連続デザイン等を用いて分析した結果を発表した。分析の結果、分権化により支出は拡大するものの、各地域に適した公共サービスの提供が可能になるという地方分権化の理論と整合的な実証結果が得られたことを示した。質疑応答で受け取ったコメントをもとに、今後は追加的な分析を行うことで、より説得力の高い研究に仕上げたいと語った。 報告会は前年度に引き続き今年度もオンラインで開催されており、多くの博士前期・後期課程1年次の学生も聴講していた。筆者もいくつかの報告会に参加したが、どの報告においても、主査の先生だけではなく副査を務める先生方からの質疑も活発だったことが印象的だった。論文の分析内容に加え、論文にする際のまとめ方や、その研究の位置づけに関する質疑応答などを聞いたことで、筆者自身も自分の研究に対してより真摯に向き合うきっかけとなり、非常に有意義な機会となった。来年度の自身の研究発表に向けて準備を進めていきたい。 (OSIPP博士後期課程 吉良光冬)
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【院生紹介】JSPS特別研究員インタビュー(杉浦卓弥さん)

【院生紹介】JSPS特別研究員インタビュー(杉浦卓弥さん) 今回は、OSIPP博士後期課程に所属する杉浦卓弥さん(D1)にインタビューしました。杉浦さんは、国際法学の分野で船舶に対する国家の権限に関する歴史研究をしています。このインタビューでは、研究内容や手法、OSIPPでの学生生活について聞きました。 研究者を志した理由や経緯を教えて下さい研究の世界に興味を持ったきっかけは、他大学の学部一回生だったときに受けた授業で、先生が研究の話をしていたことだったと記憶しています。もっともその先生のご専門とは、全く異なる分野を専攻していますが。現在の問題意識、研究内容について教えて下さい国家が船舶に対して有している権限の範囲について研究しています。基本的に国家は、自国船籍の船舶に対して広範な権限を有しています。しかしながら、自国のみが有している権限が何で、自国も他国も有している権限は何かで見解の相違が生じます。例えば、公海上のA国籍船でB国民がC国民を殺害し、その後に当該船舶がD国に寄港した場合、この事件を捜査し、また加害者を逮捕、訴追できるのは船籍国たるA国に限られるのかといった事例です。そのような対立は、国家間でこれまでに何件も発生し、現在でも論争的なテーマです。私の問題関心は、こうした船舶利用を巡る規律の在り方を歴史的に辿りながら、(国際)法の機能と(国際)法学の役割について考えることです。船舶利用を巡る規律の在り方は、海洋秩序の形成と維持の中心を占めてきました。それと伴に国際法が発展してきたと言われることもあります。その点で、船舶利用の国際的規律は、(国際)法の機能と(国際)法学の役割について考えるには格好の題材だと感じました。 これまでの研究や現在の研究活動をご説明いただけませんかこれまでの研究は、船舶に対する国家の権限について、漁業問題に限定して行ってきましたが、問題解決の手掛かりが得られませんでした。そのため、現在は、国際法上、なぜ国家が任意の船舶に対して一定の権限を有するのかという根拠の明確化に取り組んでいます。日本学術振興会特別研究員になってみて「なんで、私が学振に!?」と当時も今も思っています。結果発表の当日は、私はその審査結果が信じられなかったのですが、今年の5月に通帳を見て、手違いではないと確信しました。特別研究員になって以後、特に大きいと感じているのは、日々のお金の使い方に対して、過度に敏感になる必要がなくなったことです。また、残念ながら私の研究内容に関するものではありませんが、特別研究員になると利用申請ができるデータもあると聞いたので、金銭面以外にも恩恵を受けている人もいると思います。今年度から特別研究員同士の交流会も開かれることになりました。今年は6月15日(土)に京都で開催されました。そこでの他の院生との交流は大きな刺激になりました。特別研究員-DC フレンドシップミーティング 2024 in Kyoto 研究者としての将来の展望まずは現在取り組んでいるテーマで自分が納得できる博士論文を書くことです。船舶に対する国家の権限については、海洋法分野での主要なテーマであり、歴史が深く、先行研究も多いのですが、意外とまとまった論文がないと感じています。そのため、学界での今後の議論の叩き台となるようなものを提供したいと考えています。特別研究員を目指す後輩にメッセージをお願いします頑張ってください。見ている人は見ています。申請書に関しては、OSIPP生であれば、過去にOSIPPで特別研究員に採択された申請書をOSIPPライブラリで読むことができますし、スタッフの方々による添削サービスもあります。情報や伝手が限られている中で、こうした環境は大きかったです。OSIPPは縦横の繋がりが濃く、また各院生の関心も様々で、話をしていると新鮮さを感じることも多いので、研究するには良い環境だと思います。毎年1~2名ほど社会人の方も入学するので、専攻分野や関心だけでなく、バックグラウンドも多様な人たちが在籍しています。 (OSIPPライブラリー)
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【ポスター発表】左 晅子さん(OSIPP博士後期課程)

OSIPP在学生紹介 OSIPP博士後期課程2年次の左 晅子さんが、2024年12月14-15日に創価大学で開催された 日本精神衛生学会 第40回大会 においてポスター発表を行いました。 <報告論文>Title:  福祉政策と自殺 ―日本における「生活困窮者自立支援制度」の役割―Author: 左 晅子さん Abstract: Japan saw a notable drop in suicide rates during the 2010s, coinciding with the introduction of the “Self-reliance Support for the Needy” program. Targeting those facing economic hardships but ineligible for public aid, the program offered support in benefits, employment, and financial management. Using a difference-in-differences approach, this study analyzed monthly suicide rates in 815 cities from 2009–2015. Results showed a decrease in monthly suicides, particularly among males and middle-aged individuals. In further subprogram analyses on annual suicide rates, employment training emerged as the most effective subprogram, highlighting its critical role in suicide prevention.
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【ポスター発表】野津成希さん(OSIPP博士後期課程)

OSIPP在学生紹介 OSIPP博士後期課程2年次の野津成希さんが、2024年12月7日に大阪大学で開催された Sino-Japanese SPACE Workshop Program においてポスター発表を行いました。(写真:ポスター発表時の野津さん) <報告論文>Title:  ”Inter-municipal cooperation and tax enforcement capability”Author:  野津成希さん Abstract: This study examines the effects of enhancing the tax enforcement of administration on the tax gap, focusing on intermunicipal cooperation (IMC). IMC refers to collaborative tax collection efforts among multiple municipalities and promotes the aggregation of tax collection resources and expertise, improving tax enforcement. Using the time variation in IMC creation across municipalities, we show that IMC substantially improves the tax gap measurement by reinforcing tax enforcement in local governments. The effects also appear to be driven at both the inter-municipal and municipal levels. Our findings suggest that enhanced administrative capability in tax enforcement can be an effective tool against noncompliance in ways other than facilitating voluntary compliance.
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【院生紹介】藤原慶斗さん(OSIPP博士前期課程)

【院生紹介】藤原慶斗さん(OSIPP博士前期課程) 初めまして。私は昨年の4月にOSIPPに入学し、現在は博士前期(修士)課程の2年目を過ごしています。今回は大学院進学を決めた理由や研究内容、OSIPPでの生活などをお話ししたいと思います。(写真:横浜にいる友人に会いに行った際の写真) 大学院進学の理由 私は学部入学時から卒業後は就職と考えていたので、大学院へ行くという選択肢はありませんでした。しかし、3年次から始まったゼミの活動で初めて実証分析を行った際に、データから“どのような背景でこの数値が出てきたのか”、“人々はどのような嗜好を持っているのか”を考えることに強い没入感を味わいました。このことがきっかけでデータ分析に関する知見を広げたいと思うようになり、大学院進学を考えるようになりました。就職か進学かで悩んだ時期もありましたが、最終的には“ワクワクする”という直感を信じて大学院へ行くことを決意しました。 進学先をOSIPPに決めた理由は2点あります。 1点目は 自分に合った学習環境があると感じたからです。データ分析を学びたいといっても、そのフィールドは多岐にわたるので分野を絞る必要がありました。最終的に自分がどんなデータを扱いたいかを考えた結果、当時は経済学に興味を持っていたので、情報学系の大学院ではなく経済学系の大学院を検討しました。なかでもOSIPPは自分のレベルに合わせてカリキュラムを組めるため、データ分析に関する理論的知識や実践による経験を堅実に積み重ねていけるのではないかと思い志望しました。OSIPP入学後、実際に履修した講義では自分の理解不足を痛感することが多いのですが、それが適度な負荷となりつつ勉強することができています。 2点目は学際性に惹かれたからです。OSIPPには様々な国から留学生が集まっていることや、それぞれの学生が興味を持つ分野が政治・経済・法律と幅広いことから、日常的に多くの刺激を感じることができるのではないかと考えました。結果的には、関心のあるテーマがはっきりと定まっていなかった自分にとっては、いろんな人の話から自分の興味を探すことができたのでよかったなと感じています。 研究内容 私は現在、ユネスコ無形文化遺産が貿易に与える影響について研究しています。具体的には、ユネスコ登録によって関連商品の認知度やブランド価値が向上し、その結果、貿易が促進される可能性を考えています。例えば、日本の「和食」が2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、これが和牛や日本酒といった食品関連商品の輸出増加につながったかどうかを、定量的に分析しています。入学当初は別テーマの研究を想定していましたが、OSIPPで学んだことを活かして修士論文を書きたいと思い、このテーマに取り組んでいます。私はもともと特定の社会事象に強い興味があったわけではなかったのですが、論文を読んだり、データを集めたりしていく中で思考が整理され、自分の興味が明らかになってきている感覚があり、初心者ながらに研究の面白さを感じています。 OSIPPでの生活について OSIPPでは教職員の方々、先輩や同期、後輩に感化されながら楽しく過ごしています。講義や日常のふとした会話から分らないことが山のように出てくるので、そのことが自分にとって良い刺激となっています。 修士1年目は学業と就職活動を並行して進めており、授業の課題や復習、テストの合間を縫ってエントリーシートを書いたりwebテスト対策を行ったりしました。常に何かしらの締め切りに追われている状況だったので、体力的・精神的にきつく感じました。自分の場合は何度か体調を崩してしまったので、同じような境遇の方は息抜きを大切にしてほしいなと思います。 修士2年目は関心のある講義を履修しながら修士論文に取り組んでいます。そのため時間的な余裕はあまり多くはありませんが、その分さまざまなことを勉強できているという充実感を味わっています。OSIPPでの修士生活がわずかになり、すでに名残惜しさを感じていますが、悔いが残らないように残りの日々を過ごしたいと思います。 今後について 来年の春からは民間の企業に就職し、目標としていたデータ分析関連の仕事に携わる機会をいただきました。まだまだ未熟者ですがOSIPPで学んだことをベースに、さらなるスキルアップを目指していきたいと思います。
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