同窓会コーナー

OSIPP ALUMN

神田会長、博士論文を開設

「電子マネー、徒花では終わるまい」

OSIPP同窓会「動心会」は4月25日、神田延祐会長が今春、博士の学位を取得しOSIPPを修了したのを祝し、博士論文の報告会と懇談会を開いた。
 97年にOSIPP博士後期課程に入学した神田会長は、三和銀行の副頭取、副会長、DDIの社長として金融、通信両面にわたった経歴を生かし電子マネーの研究に専心。その学位論文は、3月の学位記授与式で総代に選ばれるほどの高い評価を得、74歳の博士誕生として新聞にも紹介された。
 

 論文の報告会は、大阪・梅田の大阪ガス・エネルギー文化研究所で開かれ、同窓会の会員ら約20人が参加。神田会長は電子マネーの将来性について、その貨幣史上の位置付け、その機能の点検をとおして多角的に分析、「実用化への道は依然厳しいが徒花では終わらないだろう」と冷静に見つつ「決済用通貨と保蔵用通貨とを区別した上で電子マネーを政策として推進できる可能性がある」ことなどを説明した(=写真)。
 また、会長の報告に先立ち、OSIPPのOBで徳島大学総合科学部講師の饗場和彦氏もルワンダで行ったジェノサイドに関する現地調査について報告した。
 その後、別会場で懇親会が開かれ、神田会長を囲んで歓談した。

政策秘書、小林氏が選挙を解説

 OSIPPの97年度修了生で民主党政策秘書を務める小林哲也氏が6月28日来校し、3日前に行われた衆議院議員選挙の結果について解説するとともに、民主党の政策などについて院生と懇談した。


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