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 大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)稲盛財団寄附講座特任教授
  薮中三十二 OPEN教室
  「グローバルに打ち勝つために―真のグローバル人材育成―」

 OSIPP稲盛財団寄附講座では、特任教授 薮中三十二先生(元外務省事務次官)による、第3回OPEN教室を開催いたします。 OPEN教室終了後には、コーヒーアワーも行います。学内学生をはじめ、どなたでもご参加いただけます。
奮ってご参加ください。

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日 時:7月5日(火)13:00〜14:30、14:30〜コーヒーアワー
場 所:大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟2階 講義シアター アクセス
参 加:無料、要事前申込み、どなたでもご参加いただけます。(先着80名)
申込み:下記のとおりメールにてお願い致します。
      ◆件名:「OPEN教室参加」
      ◆本文:1)お名前、2)ご所属、3)コーヒーアワー(無料)への参加有無
      ◆宛先:osipp-inamorikoza★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)

このOPEN教室は、本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行うものです。
「第2回Open教室」の開催報告はこちら


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<開催報告>

放送大学教授
  高橋和夫氏 講演会 「イスラム国の野望」

 2016年6月22日、高橋和夫先生(放送大学教授)をお招きし、「イスラム国の野望」と題した特別講演会を開催し ました。
 高橋先生は冒頭で、なぜ「イスラム国」が拡大し、各国の若者たちの心をつかむことが出来たのかについて、その魅 力と手法の解説をされました。そのうえで、なぜイラクはアメリカ軍が撤退するまでは安定していたのかについて、ペ トレイアス将軍が用いた戦略を紹介しながら、2011年のアメリカ軍撤退までのイラクの治安安定について説明し、そ のうえで、アメリカ軍撤退以降のシーア派のマリキ政権の失政が、イスラム国の台頭を招いたと解説されました。
 そしてシリア情勢について、「アラブの春」がシリアへ拡大し、大規模な民主化運動と、それを鎮圧するためのアサ ド政権の弾圧によって内戦が始まったこと、そしてアサド政権が自由シリア軍の戦いを重視する中で、結果的に自由シ リア軍と対立するイスラム系勢力の力が増したこと(「アサド政権とテロとの戦い」という構図を作り出すというアサ ド政権の思惑)について解説されました。また、なぜロシアがアサド政権を支持しているのかについての歴史的背景に ついてもご説明を頂きました。
 参加学生からは、劣勢となっているイスラム国が今後に再び勢力を拡大する可能性や、アサド政権の今後の展望に関 する質問が行われるとともに、イスラム国に各国の若者が集まっている背景となっているイスラム移民の二世・三世た ちが各国社会で置かれている不安定な立場を、どのように解決すべきかなどについて活発な議論が交わされました。

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        講演会の様子               高橋先生、薮中先生を囲んでの懇談会   

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高橋先生と薮中先生

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行われ ました。
7月5日(火)には本講座の特任教授である薮中三十二先生によるOPEN教室「グローバルに打ち勝つために-真のグロー バル人材育成-」を開催予定です。


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放送大学教授
  高橋和夫氏 講演会 「イスラム国の野望」

 なぜイスラム国が登場し、なぜ世界中が脅威を感じているのかを理解するには、現状と歴史的経緯を立体的に見る必 要がある。「イスラム国」が急拡大した背景・手法、「イスラム国」の当地の実態、ロシアの介入とアメリカが地上部 隊を送らない理由などの重要なポイントについて理解し、「イスラム国」登場の背景と意味を考えるきっかけになるこ とを願っています。
 講演後は、本講座の薮中三十二特任教授(元外務省事務次官)と高橋和夫先生との対談の場を設けます。世界情勢に 精通する両先生の対談は非常に貴重なものであり、参加者からの質疑応答の時間も設けますので、積極的なご参加をお 待ちしております。

 昼食時間帯に懇談会を行います。軽食をご用意いたしておりますのでこちらもぜひご参加ください。

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日 時:2016年6月21日(火)
    10:30〜12:00 講演会、12:00〜13:00 懇談会、13:00〜14:30 ディスカッション
    ※講演会のみの参加も可能
場 所:大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟2階 講義シアター アクセス
参 加:本学学生対象(先着50名)、要事前申込
申込み:下記のとおりメールにてお申し込み下さい。
      ◆件名:「イスラム国の野望参加」
      ◆本文:1)お名前、2)ご所属、3)懇談会への参加の有無
      ◆宛先:osipp-inamorikoza★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行うものです。


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<開催報告>

東海大学海洋学部海洋文明学科教授
  山田吉彦氏 講演会 「海洋国家日本の近未来像」〜東アジア海域展望〜

 2016年5月31日、山田吉彦先生(東海大学海洋学部教授)をお招きし、「海洋国家日本の近未来像―東アジア海域
展望―」と題した特別講演会を開催しました。
 山田先生は冒頭で、日本の海洋政策の現状と、日本の海域面積や排他的経済水域面積の規模をふまえて世界有数の海 洋国家であることについて説明を行ってくださいました。そのうえで、人件費の高騰や構造的な要因による漁業分野で の国際競争力が低下してきたことや、北海道における漁業の高付加価値化に向けた新たな取り組みについて解説が行わ れました。
 本研究科の薮中三十二特任教授(元外務省事務次官)との対談では、南シナ海、東シナ海、そして北方領土の問題に ついての世界情勢についての議論が行われ、漁船乗組員逮捕の背景となっている各国の思惑などについて意見交換が行 われました。
 受講生からはメタンハイドレートなど、現段階では採算が取れずに民間が参入を拒んでいる資源について、日本国内 のおけるエネルギー自給率を安定させるという観点から、持続可能なかたちで事業化を進めていくための方策など、様 々な論点について、活発な質疑応答・意見交換が行われました。

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        講演される山田先生              山田先生、薮中先生を囲んでの懇談会   

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山田先生と薮中先生による対談・学生とのディスカッション

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行われました。
6月21日(火)には高橋和夫先生(放送大学教授)をお招きし、特別講演会「イスラム国の野望」を行う予定です。


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<開催報告>

北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
  渡辺将人氏 講演会 「アメリカの政治、社会」

 2016年4月26日、渡辺将人先生(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授)をお招きし「ア
メリカの政治・社会」と題した特別講演会を開催しました。
 渡辺先生は冒頭で、アメリカ大統領選挙と選挙制度全体(有権者登録制度、議員立法の多さなど)に関する解説を行 い、宗教右派や、ティーパーティなどの米国大統領選挙を理解するうえで重要なキーワードに関する説明をしてくださ いました。そのうえで、米国社会における格差の拡大と、エスタブリッシュメント層への反発などの要因が、現在行わ れている予備選挙において、トランプ氏とサンダース氏が支持を集めている背景となっていることについて解説が行わ れました。
 本研究科の薮中三十二特任教授(元外務省事務次官)との対談では、共和党予備選挙におけるトランプ氏と、ルビオ 氏、クルーズ氏らとの違いについての議論が行われ、トランプ氏が得意としているテレビ視聴者への支持の呼びかけが 成功していることに関し、オバマ大統領が大統領選挙で展開したソーシャルメディアを通じた広報戦略との対比による 解説が行われました。
 参加学生からのサンダース氏が支持を集めている理由に関する質問に対し、渡辺先生はオバマ大統領への若者の興奮 と失望が反動となって、サンダース氏への支持につながっている可能性などについて言及されました。またトランプ氏 の発言が徐々に「大統領らしい発言(Presidential like)」なものに移行しつつある点についても渡辺先生は指摘され、 大統領選挙中と、大統領選挙後の発言の変化についても注目する必要があると指摘されました。

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   薮中先生による挨拶                  講演される渡辺先生   

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渡辺先生と薮中先生による対談・学生とのディスカッション

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行われました。


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東海大学海洋学部海洋文明学科教授
  山田吉彦氏 講演会
  「海洋国家日本の近未来像」〜東アジア海域展望〜

 海洋国家日本には、海底資源、漁業資源など豊富な海洋資源が眠っている。海洋を活用することにより、日本はさら
なる発展をとげることだろう。しかし、日本を取り巻く国際情勢は複雑である。南シナ海においては中国が人工島を建
設するなど、周辺国の主権を脅かしている。東シナ海においては、尖閣諸島への接近を繰り返すとともに周辺海域での魚の乱獲が続けられている。
 この講演会では、国際関係の中で、「海」という視点から日本の繁栄と国際貢献を考えて見たいと思います。
 講演後は、本講座の薮中三十二特任教授(元外務省事務次官)と山田吉彦先生との対談の場を設けます。
東アジア海域のご専門である両先生の対談は非常に貴重なものであり、参加者からの質疑応答の時間も設けますので、積極的なご参加をお待ちしております。

 昼食時間帯に懇談会を行います。軽食をご用意いたしておりますのでこちらもぜひご参加ください。

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日 時:2016年5月31日(火)
    10:30〜12:00 講演会、12:00〜13:00 懇談会、13:00〜14:30 ディスカッション
場 所:大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟2階 講義シアター アクセス
参 加:本学学生対象(先着50名)、要事前申込
申込み:下記のとおりメールにてお申し込み下さい。
      ◆件名:「海洋国家日本の近未来像参加」
      ◆本文:1)お名前、2)ご所属、3)懇談会への参加の有無
      ◆宛先:osipp-inamorikoza★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行うものです。


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北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
  渡辺将人氏 講演会 「アメリカの政治、社会」

 2016年のアメリカ大統領選挙をめぐり、メディアではさまざまに報道されています。トランプの優勢が報じられて いますが、そもそもトランプがこれほどまでに台頭したのはなぜか。はたして彼が大統領になるのか。また、大統領 選後のアメリカ、そして世界はどのようになるのか。
 この講演では、アメリカ政治の研究にかかわってこられた渡辺将人氏をお招きし、現在のアメリカ社会の状況と現 在にいたる歴史的経緯についてお話いただきます。講演後は、本講座の薮中三十二特任教授(元外務省事務次官)を 交えたディスカッションを行います。
 興味のある学生のみなさま、ぜひこの機会にご参加ください。

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日 時:2016年4月26日(火)10:30〜12:00 講演会、13:00〜14:30 ディスカッション
場 所:大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟2階 講義シアター アクセス
参 加:本学学生対象、申し込み不要

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論T」の授業の一環として行うものです。


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日韓国際人権法シンポジウム〜東アジア連携に向けて

 韓国と日本は多くの国際人権条約の加盟国であり、またともに国連人権理事会のメンバー国です。したがって、両国は東アジアあるいは国際社会において 協力して国際人権の保護・進展につとめることが期待されます。そのために、両国の研究者と実務家が集い、現状を報告し、 連携を模索する機会としてシンポジウムを開催します。
 発表は各20分程度とし、以下のプログラムに討論、休憩が入ります。詳しい日程については、問い合わせ先までご連絡下さい。
 発表はすべて英語で行われます。通訳はありませんのでご了解下さい。


日 時:2016年2月10日(水)13:30〜17:40、
         11日(木・祝)10:00〜14:40
場 所:大阪大学豊中キャンパス 大学会館2階会議室 アクセス(地図上31番の建物です)
参 加:無料、要事前申し込み
    下記のとおりメールにてお申し込み下さい。
      ◆件名:「日韓国際人権法シンポジウム参加」
      ◆本文:1)お名前、2)ご所属、3)連絡先(電話またはメールアドレス)
      ◆宛先:matsuno★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)

問い合わせ:松野明久(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
      email:matsuno★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)
      tel:06-6850-5646

主催:大阪大学大学院国際公共政策研究科
共催:大阪大学大学院国際公共政策研究科稲盛財団寄附講座


 〜プログラム〜

【2月10日】13:30-17:40(開場13:00)
 (1) 第1セッション(国際法と国内法)
  1. Professor Oh Seung-jin, Dangkook University, "Human Rights in Korea: Past, Present and Future"
  2. Mr. Cho Yong-whan, Attorney, Jipyong Law Firm, "Issues with the Judiciary's Interpretation of Human
    Rights Treaties."
  3. Professor Murakami Masanao, OSIPP, "International Human Rights Treaties and Japanese Courts"

 (2) 第2セッション(ヘイトスピーチと差別)
  4. Professor Shin Hae-bong, Aoyama Gakuin University, "Domestic Implementation of Human Rights
    Treaties in Japan: the Case of the International Convention on the Elimination of All Forms of Racial
    Discrimination”
  5. Dr. Lee Joo-young, Expert Advisor, Human Rights Center, Seoul National University, "The Regulation
    of Hate Speech from International Human Rights Law Perspective.”

 (3) 第3セッション(先住民族、災害被災者の権利)
  6. Ms. Miyazaki Saori, Ph.D. Candidate, Osaka School of International Public Policy, Osaka University;
    Specially Appointed Assistant Professor, The Center for Australian and Asian Studies, Otemon Gakuin
    University, "The Human Rights Situation of the Ainu People in Japan with a Special Focus on
    Discrimination and Socio-economic Gaps”
  7. Ms. Tokunaga Emika, Researcher, Asia-Pacific Human Rights Information Center (HURIGHTS OSAKA),
    "The Right to Health of Disaster Victims: Fukushima Nuclear Disaster Five Years On”

【2月11日】10:00-14:40
  (4) 第4セッション(難民と移民の権利)(午前)
  8. Mr. Kim Jong-chul, Attorney, Advocates for Public Interest Law (APIL), "Utilising UN Human Rights
    Mechanism for Protecting the Rights of Foreigners: Focus on Individual Communication for Refugees
    and Treaty Body Country Report Review for Detained Migrant Children.”
  9. Assistant Professor Ando Yukari, Global Collaboration Center, Osaka University, "Challenges of Legal
    Protection for Refugee Claimant under the Immigration Control and Refugee Recognition Act in
    Japan”
  10. Mr. Namba Mitsuru, Attorney at Law, Tokyo Surugadai Law Offices, "Against Detention, Separation
    and Deportation: Asserting the Rights of Child Irregular Migrants in Japan”
  11. Mr. Miyauchi Hiroshi, Lawyer, "Immigration Detention Monitoring in Japan - The Challenges of the
    Immigration Detention Facilities Visiting Committee”
[昼食:12:10-13:00]
  (5) 第5セッション(アジアと北アフリカの移行期正義)(午後)
  12. Assistant Professor Baek Buhm-suk, Kyung Hee University, "Something to Consider: For Transitional
    Justice in Unified Korea.”
  13. Professor Nakagawa Kasumi, Pannasastra University of Cambodia, "Violence against Women in
    Transitional Justice Process in Cambodia: Convention on the Elimination of All Forms of
    Discrimination Against Women and Government Response”
  14. Assistant Professor Christopher K. Lamont, "Transitional Justice after the Arab Spring: Learning
    from Transitional Justice Experiences in the Arab World?”

 ◆終了は14時40分を予定しています。
 ◆11日の昼食は、大学内の食堂がすべて休みとなるため持参していただく必要がありますのでご了解下さい。


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東京藝術大学アートイノベーションセンター特任教授/大阪大学客員教授
  平田オリザ氏 特別集中講義「現代芸術と未来社会」

 劇作家・演出家の平田オリザ氏は、これまで、ロボット演劇に代表される先端技術とアートの融合から、私たちの
社会像を開いてきました。 現代芸術が未来社会に与えることとは何か、お話して頂きます。
 ここには「地方」や「災害」や「移民」等の緊要な課題に文化芸術はどう関わり得るのかという問題も含まれるで
しょう。 また、芸術に触れることが他者を知ることであるならば、享受を含めた芸術活動は「コミュニケーション」や「公共(性)」とも切り離せないはずです。 6時間におよぶ特別集中講義。質問の時間もたっぷりとります。
この機会に「現代芸術と未来社会」について平田氏とともにじっくり議論しましょう。

 定員に達しましたので申し込みを締め切りました。

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日 時:2016年2月7日(日)13:00〜19:00
場 所:大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟2階 講義シアター アクセス
参 加:無料、要事前申し込み
    下記のとおりメールにてお申し込み下さい。
      ◆件名:「平田オリザ氏 特別集中講義参加」
      ◆本文:1)お名前、2)ご所属、3)連絡先(電話またはメールアドレス)
      ◆宛先:osipp-inamorikoza★osipp.osaka-u.ac.jp(★を@にかえてお送りください)

※この特別集中講義は、「グローバルな公共倫理とソーシャル・イノベーション(稲盛財団寄附講座)」の選択科目である「身体文化論」の一環として行われます。 身体文化論では、公共の倫理およびソーシャル・イノべーションを現代芸術との関わりから――特に演劇やダンスなど身体をメディアとした現代芸術との関わりから――考えています。


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キャノングローバル戦略研究所研究主幹
  山下一仁氏 講演会 「TPPと日本の農業」 開催報告

 12月8日、キヤノングローバル戦略研究所研究主管・山下一仁氏(農学博士)による、「TPPと日本の農業」と題した講演を開催しました。
 本講演では、@TPP交渉の概要とその結果が日本の産業に及ぼす影響、A日本の農業の実態とコメ農政の抜本的改革案、について解説がなされました。 山下氏はTPPについて、「参加国は増加し、将来的には中国をも取り込む高レベルの制度である」と評価する一方で、 「コメなどの農産物5項目を関税撤廃の例外とした代償として、撤廃まで25年間要するアメリカによる対日自動車関税2.5%を受け入れることになった ことが本当に国益になるのか」と日本の交渉方針を厳しく批判しました。
 また、現在日本で行われている消費者負担型農政(消費者且つ納税者である国民の負担によって、減反と高い米価を実現する農業政策)の非効率さを 批判し、「主業農家に対する直接支払いによって、農業の構造改革を行うべきである」と訴えかけました。講演の後半には、海外における日本米に対する 評価の高さを示した上で、「日本政府は減反を廃止して、土地面積の単位あたり収量を増加させ、さらに海外で評判のよいコメを輸出することで農業を 活性させるべきである。そうすることで、農地を利用してコメの生産を維持し、輸入食料に頼ることを減らして、食料安全保障を確保するべきだ」との 考えも述べました。
 集まった聴講者は、日本が抱える農業問題の重要性について、刺激のある内容に惹きつけられた様子でした。

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講演される山下氏                    会場風景  

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山下氏と薮中特任教授

この講演会は本寄附講座科目である「グローバル公共政策の倫理とイノベーション論U」の授業の一環として行われました。


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劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業
 −〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭III−

アーティスト・イン・レジデンス(A.I.R.)関連企画
篠原雅武氏 講演「生きられたニュータウン ―未来空間の哲学―」

 AIRでは、ネパールの現代美術家のジュピター・プラダンがリキシャを制作し、大阪の街を引いて歩きます。
 南津守の工場から出発し、高架下の公園、寺、古いビルの空きスペース、美術館建設予定の空き地へ訪れます。
 空きスペースなどの場所で、どのような動きや振る舞いがあり得るのか、その中でどのようにアートが活動できるでしょうか。
 この講義では「生きられたニュータウン」の著者、篠原氏より、ご著書をもとにニュータウンや生活空間や都市についてお話して頂きます。


 日  時:2016年1月20日(水)18:00〜20:00
 場  所:大阪大学中之島センター 講義室201(大阪市北区中之島4-3-53 Tel:06-6444-2100) アクセス
 参  加:無料、予約不要。直接会場へお越しください。どなたでもご参加いただけます。
      託児所を設けております。ご利用の際はお問合せ先までご連絡下さい。

 お問合せ:air15npl★gmail.com まで(★を@に変えてお送り下さい)

 公式サイト http://koefes.org/
 特設サイト http://air15npl.wix.com/air15npl

 主  催:大阪大学文学研究科
 共  催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
      大阪大学大学院国際公共政策研究科稲盛財団寄附講座、大阪大学総合学術博物館
 助  成:平成27年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」


 〜講師の紹介〜
   ○篠原雅武(大阪大学大学院国際公共政策研究科 稲盛財団寄附講座 特任准教授)
    1975年生。社会哲学、都市と空間の思想史。1999年京都大学総合人間学部卒業。2007年京都大学大学院
    人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科
    特任准教授、京都大学人文科学研究所非常勤講師。
    単著に、『公共空間の政治理論』(人文書院、2007年)『空間のために』(以文社、2011年)
    『全−生活論』(以文社、2012年)『生きられたニュータウン-未来空間の哲学-』(青士社、2015)。
    訳書に、マヌエル・デランダ『新たな社会の哲学』(人文書院、2015)ほか。



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