科長メッセージ
大阪大学大学院国際公共政策研究科長 星野 俊也
世界のあり方が日々の生活に強い影響を与える一方、われわれ一人一人の行動も人類全体の未来と直線的に結びつくようになりました。例えば、紛争と平和構築、開発、人道の諸問題から貿易と環境、経済危機にいたるまで、深刻でしばしば圧倒的な脅威をもって迫ってくるだけでなく、きわめて複雑な構造を持っています。実際、2011年3月11日に東日本地域で発生した大地震に端を発する複合的な災害は、あたかもわれわれの英知と誠意の限界を試しているかのように、きわめて多面的な公共政策の課題を提起しています。しかし、われわれはこれらに全力で立ち向かわなければなりません。
国際公共政策研究科は、これらの全地球的な課題や、生命と生活と希望を守るために必要な国境や民族を越えた政策を研究しています。また、国際公益の拡大のために努力を惜しまない有用な人材を育てることも、ミッションの一つです。他人の不幸や世界の不安を自分のこととして受け止められる瑞々しく柔軟な感受性を持ちながらも、問題を冷静に分析できる人、そして、それらを解決するために必要な専門的知識や技術を身につけた人を育成します。このような活動を通じ、よりよい世界を実現していくために国際公共政策研究科が存在しています。
