中田UNV大使 院生に奨学金

  国連ボランティア計画(UNV)名誉大使の中田武仁氏から、UNV本部(独・ボン)にインターンとして行くOSIPP院生に奨学金が授与されており、2月5日、阪大附属図書館・中田文庫前で贈呈式が行われた(=写真)。今回は笠原久美子さん(M1)に贈られ、笠原さんは2月初めから5週間、同本部でUNV派遣に関する業務などを研修した。
  この奨学金は、カンボジアでUNVとして殉職した子息、厚仁さんの「精神を引き継ぎ、UNVの活動、意義を学ぼうとするインターン学生」に、中田さんが個人的に贈っているもので、すでにOSIPPでは笠原さんで6人目。
贈呈式で中田さんは「"よく学び、よく遊べ"というが阪大生は"よく学び、よく学べ"の人が多い。わき見することも大事なので視野を広げてきてください」と激励していた。


国問研、神山氏が講演

 日本国際問題研究所研究調整部長、神山武氏の講演会が2月5日、共通教育管理講義棟で行われた。「グローバライゼーションと安全保障」のテーマでアジアの多国間協調、ユーロ出現の意味、アジア経済危機などを事例に、経済力の低下が安全保障環境を損なう要素として重視されることを解説した。


戒能教授ら「女性に対する暴力」について報告

 特別セミナー「女性に対する暴力と法女性学」が3月29日、戒能民江・東邦学園短期大学教授(現お茶の水大学教授)を講師に招き、演習室で開かれた。同教授は他国と比較しながら、日本の家庭内暴力の現状と法制度の不備について報告、名古屋大学大学院研究生2人も「国家による性規範の論理と性的自己決定権」、「セクシャル・ハラスメントが投げかけた問題と、キャンパス・セクシャル・ハラスメント」と題した報告を行った。


国際交流基金研修生と交流

国際交流基金関西国際センターで日本語を学ぶ外国人研修生らが4月14日、OSIPPを訪れ、院生らと日本経済などをめぐって意見交換をした。同センターとは学生レベルでの相互交流が2年ほど前から続いており、29日にはOSIPPの院生らが招かれて同センター主催の葛城山ハイキングに参加した。


院生会新幹事決まる

院生会総会が4月15日、講義シアターで開かれ99年度幹事会役員が決まった。
代表幹事・藤本晃嗣(D1)、渉外・湯浅史美(M1)、経理・吉田康寿(M1)、同・鳥潟優子(D1)、ホームページ・永松伸吾(D2)、同・西出宣敬(M1)、備品・礒元賢志(M1)、同・伊藤ゆかり(D1)、学生担当・ヴァージル・ホーキンス(D1)、渉外/学生担当・服部あさ子(D2)(以上敬称略)。


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