新校舎12月に着工へ

  OSIPPの新校舎設計概案がこのほどまとまった。今年12月に着工され、来年12月竣工、1999年1月から使用を始める予定。新校舎はOSIPP専用の独立棟で、これにより現在は分散している施設、機能が一本化される。
新校舎は、阪大施設部により設計され、鉄骨鉄筋コンクリート造り6階建て、総面積は約3700平方メートル。場所は豊中キャンパス内の文・法・経済学部本館の南側、情報処理教育センターの西隣になる。建物はL字型で、吹き抜けの玄関部分は総ガラス張りの構造。
新校舎内には、研究科長室、教官研究室、院生研究室、演習室、会議室などのほか、専門職員を配置した資料室、約40台のコンピューターを収容できるデータ室、ゆったりしたラウンジなどが設けられる。演習室の一部は映像回線でOSIPP千里エクステンションと結ばれる計画。校舎は24時間利用できるようになり、カード式か暗証番号式の施錠で管理される。
名実ともにOSIPPの存在が確立する新校舎建設について、林敏彦研究科長は「4ヵ所に別れていた家族がやっと一つ屋根の下で生活できるようになれ、意義深い。面積的にはもう少し欲しかったが、代わりに設備面でOSIPPのアイデンティティを高める工夫をしたい」と話している。


秋の入学試験33人が合格

来年度入学志望者の入学試験が9月13日、文・法・経済学部研究講義棟で行われた。9月の入学試験は博士前期課程の志望者のみで、国際公共政策専攻と比較公共政策専攻の両専攻合わせて、93人が志願した。
英語の筆記試験と面接が行われ、同19日、合格者33人が発表された。うち、留学生は7人。
入学試験は来年2月14日にも実施され、前期課程のほか、後期課程志望者の試験も行われる


ホームページが刷新

OSIPPのホームページがこのほど刷新された。OSIPPの概要案内、教員、学生、院生会などのホームページや、ニューズレターのバックナンバー(1号から3号)も見られる。
OSIPPデータ室には現在20台のコンピューターが設置され院生が電子メールやインターネットを自由に利用している。アドレスは、http://www.osipp.osaka-u.ac.jp