院生会の幹事決まる
代表には谷口さん

  OSIPP在籍学生の自治組織、院生会の総会が4月20日、OSIPP棟で開かれ、99年度幹事会活動報告、院生規約等の改正、会計監査、2000年度幹事会の選出などを諮った。
新しい幹事会のメンバーは以下のとおり(敬称略)。
 代表幹事・谷口真由美(D1)、副代表幹事・中内政貴(D1)、会計・藤本晃嗣(D2)、備品担当・多田透(D1)、蓬田美希子(M1)、厚生・熊英次(M1)、書記・佐藤江鈴子(M1)、ホームページ・池田丈佑(M1)


同窓会コーナー

卒業生近況

入学2期生で動心会副会長の小林義彦さん

(関西経済連合会勤務)

「オリンピックを大阪で」――。現在、2008年大阪オリンピックの招致に携わっている。長野や、今年の開催地、シドニーへも視察に行った。さしあたり、来春、大阪で開催される東アジア競技大会を成功させることが鍵になる。IOCによる開催都市決定は来年7月だが、北京やパリ、トロントも立候補しており厳しい争いだと言う。
阪大法学部時代は国際法の川島慶雄教授(OSIPP初代研究科長)と国際関係論の故馬場伸也教授に師事。国際交流の仕事に興味をもち、関経連へ。仕事がら経済の知識も必要と考え、95年にOSIPPへ社会人入学。指導教官は橋本介三教授で、修士論文のテーマは「ダイナミズムを生み出す地域政策と産官学の連携」。国土計画の変遷を踏まえた上で、関西と米国シリコンバレーにおける地域の競争力強化に向けた企業の取り組みをを比較、関西経済の活性化について考察した。提出までの最後の3ヶ月は徹夜に近い日々が続き、「大学院というのは体力だ、と痛感した」。
10年ほど前にエジプトへ旅行して以来、エジプトが「心のふるさと」。ファラオ歴代史などの本も家に揃え、「ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)を自分でも読めるように」というのが当面の目標と言う。
動心会の副会長でもある。「OSIPPにはいろいろなバックグラウンドをもった人がいるので、研究も大事だが、人と交流することで得るものも多い。動心会の活動にも積極的に参加して」と、さすがに"誘う"のは手慣れている。

オープンに先駆けて大阪国際会議場を視察


懇談会では跡田教授が阪大ドリームプラン説明

 

 OSIPP同窓会「動心会」(会長=神田延祐・元三和銀行副会長)は2月23日、第3回懇談会と視察を行った。
 まず4月のオープンに先駆け「大阪国際会議場」(北区中之島)を視察。同会議場は総工費570億円をかけ府が建設、府内最大規模のコンベンションホールで、「グランキューブ大阪」とも呼ばれる。建築家、黒川紀章氏のデザイン。会員らはサミットにも使えるドーム状の特別会議室、最大2754人収容のメインホールなど一通りを見学(=写真)、「いずれ動心会の総会もここでやろうか」という声もあがっていた。
 引き続き、市内のホテル内で会食しながら懇談会を開催。今回は跡田直澄OSIPP教授を招き、阪大将来構想委員会が進めている大阪大学「21世紀ドリーム・プラン」についてその内容や経緯を聞いた。知的情報発信と交流の場としての中之島センターの建設、阪大全学の同窓会組織の設立などの案もあり、活発に意見を交わした。


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